高級住宅地で成功した不動産仕入れDMの決め手は「権威」と「利益」の訴求
私、梶本は不動産仕入れダイレクトメール(DM)のよる仕入れを推奨し、各地で顕著な成果を挙げておりますが、「高級住宅地等、単価の高いエリアでも不動産仕入れダイレクトメールは効果的なの?」とのご質問をよく頂きます。
そこでこの記事では、私のクライアントが大阪で実施された「高級住宅地不動産仕入れDM」の成果をご紹介し、その作成の決め手となった「権威」と「利益」の訴求にいてご説明致します。
先ずは、「高級住宅地不動産仕入れDM」の実施要領とその結果をご覧ください。
【不動産仕入れDM実施エリア】大阪市阿倍野区帝塚山及び北畠周辺
※同エリアは大阪市内でも屈指の高級住宅街です。エリアの不動産情報は下記よりご参照ください。
外部リンク|大阪市阿倍野区帝塚山の土地 物件検索結果【アットホーム】
外部リンク|大阪市阿倍野区北畠の土地 物件検索結果【アットホーム】
【対象物件】空き地・空き家
【DM送付総数】139件
【反 響】6件
【媒介受託】2件(2017年9月29日現在)
尚、現時点で媒介取得に向けた商談を進めている案件は、上記以外に2件ございます。
【成 約】1件(2017年9月29日現在)
次にダイレクトメールの内容に関してご説明致します。
不動産仕入れダイレクトメールを実施する場合「イメージ優先」の文面では反響が期待出来ない事は、今までも当サイトの中でお伝えして参りました。
【参考記事】不動産ダイレクトメールの例文|間違った不動産DMの具体例を解説
今回の「高級住宅地不動産仕入れDM」においてもイメージ優先の文章は用いず、売主様の金銭的メリットに言及した「利益訴求型」と、ダイレクトメール送付者(不動産会社)が如何に信用出来るかについて言及した「権威訴求型」の二種類のダイレクトメールを作成致しました。
総反響6件中、「利益訴求型ダイレクトメール」と「権威訴求型ダイレクトメール」の反響割合は下記の通りです。
利益訴求型ダイレクトメールの反響:4件/6件
権威訴求型ダイレクトメールの反響:2件/6件
尚、送付先139件に対しては、「利益訴求型ダイレクトメール」と「権威訴求型ダイレクトメール」の双方を郵送しており(郵送時期はずらしております)、以上の事から「受け取った人(不動産所有者)によって心に響く訴求ポイントが異なる」という事がわかります。
つまり、「利益訴求型ダイレクトメール」しか送っていなかった場合は4件しか反響が獲れず、「権威訴求型ダイレクトメール」しか送っていなかった場合は2件しか反響が獲れなかった事になりますよね。
この記事を読んで下さっているあなたも、ダイレクトメールによる仕入れを試されたご経験があるとは思いますが、一回ダイレクトメールを送って反響が無かった時「あぁ、このエリアはDM反響は見込めないんだな」と諦めてしまいませんでしたか?
イメージ優先のダイレクトメールであれば、例えデザインを変えたとしても反響は取れませんが、しっかりと訴求ポイントを絞ったダイレクトメールであれば、訴求ポイントを変えるだけで反響数は変わるのです。
「高級住宅地の売主は、見ず知らずの不動産会社に売却相談なんかしない」と思い込み、アプローチを躊躇っている不動産会社が沢山いらっしゃいますが、仕入れ施策のPDCAを廻す事により高級住宅地での仕入れも可能になりますので、是非一度実践して下さい。
尚、仕入れに関してもっとヒントが欲しいと思っておられる方は、下記をクリックして「 全39時限|不動産仕入れ(媒介受託・買取)集中講座」の記事をご覧ください。私のクライアント先で成功した事例をもとに、不動産仕入れのコツを記載しております。
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更に「仕入れの手法をもっと詳しく聞きたい」と仰る方は、0120-050-175までお電話頂き、この記事を書いた梶本を呼び出して下さい。無料でご相談に応じます。
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