反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣
「反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣」というタイトルですが、本記事は「お洒落なデザインや、格好良いレイアウト」では無く『反響が取れるデザインやレイアウト』に特化した内容になっております。
これから「反響を取る事」に特化したお話を進めて参りますので、「格好良いデザイン・お洒落なレイアウト」に関心をお持ちの方は【戻るボタン】を押して下さい。「とにかくチラシ・広告で反響を取りたいんだ!」と仰る不動産プレイヤーの方のみ、以下の記事を読み進めて下さい。
では、いきなりに本題へ入って参りましょう。
①反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣
【物件単体チラシへの電話反響獲得】
不動産チラシ・住宅広告を作成する際には「ターゲットの選定」と「ターゲットに響くキャッチコピーの設置」が大切ですが、特に物件単体チラシの場合はその重要度が高まります。その為、チラシ上部には「ターゲットに響くキャッチコピー」を挿入して下さい。
キャッチコピーを挿入する際は、バックを白ベタにして、文字をしっかり読み取る事が出来る状態にして下さい。背景に無駄な装飾を施したり、写真に被せたりする事は脚力避けるようにします。何故なら、文字に無駄な背景や写真が被さる事により、お客様はキャッチコピーを「文字ではなくデザインの一部」と認識してしまい、キャッチコピーの持つ「言葉の力」が減退してしまうんです。
キャッチコピーが挿入出来たら、そのターゲットに響くようチラシの内容を最適化していきます。最適化には様々な手法がございますが、ターゲットヘの訴求ポイントを「お勧めする7つの理由」として纏めてしまう手法が手っ取り早いのでお勧めです。
それから、使い古された手法ではございますが、間取りに吹き出しを付け、各部屋の説明文を入れるやり方も私はお勧めしています。間取図面を粗略に扱ったり、間取りを入れない業者さん(特に仲介会社さん)がいらっしゃいますが、私は物件単体チラシにおいては、間取を大きく綺麗に入れるべきだと考えます。間取に魅力が無い場合は、この「吹き出しによる説明」を充実させ、物件の魅力を引き出して下さい。
これらの手法に加えて、下記の点にも気を遣いながらチラシを作って下さいね。
・地名は大きく入れる(不動産チラシ・住宅広告では地名が最も訴求力のある言葉です)
・電話番号は大きく入れる(電話番号を大きくすることで、問い合わせのゴールを指し示す事が出来る)
・受付時間を入れる(問い合わせ可能時間や定休日は必ず入れて下さい)
・電話番号に「タイトル」を付ける(物件問い合わせダイヤル…といった感じです)
②反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣
【オープンハウス(現地案内会)への来場客獲得】
物件単体でオープンハウスや現地説明会を開催する場合は、なんといっても地図を大きく載せて下さい。又、地図は「その地域の事を全く知らない人でも現地へ辿り着ける」ようなクオリティを維持して下さいね。不動産プレイヤーで「広告に載せたこの地図で分からん奴は、どっちみち買わないよ」と言う方(半ば冗談ですが…)がいらっしゃいますが、そのような考えは改めて、地図作りは徹底して下さい。
それから、新築分譲会社さんでは当たり前の「カーナビ設定」ですが、仲介会社さんには未だ浸透していない気が致します。居住中オープンハウスの場合では、カーナビ設定を入れる事に躊躇される事は理解出来ますが、そのような事情が無い場合は必ず「カーナビ設定」を入れましょう。
もう少し『裏ワザ』をご紹介致しますと、来場誘導文の中に「お昼ご飯を食べ終わられたら、ご家族お揃いでお越し下さい」といった文言を入れて見て下さい。大切な事は、チラシをご覧になった方に「オープンハウスへ行く自分の姿」を具体的に思い描いて頂く事ですから、誘導文をより具体的にすると面白い結果が出るかも知れませんよ。
③反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣
【集合広告における物件電話反響の獲得】
複数物件を掲載する集合広告の場合、反響がなるのは新規物件ばかり…って事になりがちですよね。そこで、各物件全てのターゲットを絞り、全ての物件にキャッチコピーを入れて見てください。
かなり制作に時間がかかりますし、エクセルでチラシを作っておられる場合は、輪転機を廻した際に字が潰れてしまう恐れもありますが、試すだけの価値はある手法です。
今までの私の経験からすると、この手法は「都心部よりも郊外」で反響が多いように感じます。実際に、3000部で1件の反響を取れている実績もございますので、再来週当たりののチラシで試して見て下さい。
>>>この手法で制作した、広告紙面具体例はコチラ
④反響の取れる不動産チラシ・住宅広告|デザイン・レイアウトの秘訣
【不動産購入相談の電話反響獲得】
上記でも触れましたように、複数物件を掲載する集合広告で反響を取るのは結構難しくなって来ています。同じ物件ばかり反響があって、他の物件には1本の反響も無い…って事は、あなたも経験されたと思います。
そこで思い切った発想の転換を行い「物件1件1件の反響は諦める」ってやり方は如何でしょうか?つまり、掲載物件の良し悪しは二の次で、とにかく『エリア内の物件を沢山集め、チラシ内にエリアの町名を満載させる』事に注力して見て下さい。
この場合、物件掲載欄で大切な事は「地名を大きく入れる」事です。物件1件1件の魅力を訴えるのではなく、地名を沢山入れる事によって「この不動産会社って、この近辺の物件を沢山取り使っているんだな」との印象を与えられるよう紙面を構成して下さい。
従って、物件選定の時に「エリア外で売れ筋物件」と「エリア内で普通の物件」の掲載候補物件があった場合は、「エリア内で普通の物件」の掲載を選択し、エリア内の地名が広告紙面に溢れている状態を作り出しましょう。
そしてここからが大切なのですが、「問い合わせ誘導の部分」は紙面の4分の1~3分の1を使用し、お客様が多くの不動産会社の中から、あなたの会社を選ぶメリットをしっかりと打ち出します。「ウチの会社を選んで頂くお客様のメリットなんか無いよ」と仰るかもしれませんが、どんな些細な事でも結構ですので、あなたの会社や、あなた自身が自信を持っておられる事を書き込んで下さい。
そして、問い合わせ用の電話番号を「大きく・大きく・大きく記載」し(来店誘導の場合は地図を大きく記載します)、受付時間と定休日を添えれば完成です。
最後に一つテクニックをお伝え致しますと、問い合わせを促す文章は「具体的に問い合わせへ誘導する」文言を入れてみて下さい。ちょっと分かり難いかも知れませんので下記の文章を読み比べて頂き、その後でご説明します。
A.お気軽にお問い合わせ下さい。
B.今すぐ下記電話番号まで、お手元の携帯電話からお電話下さい。
如何ですか?どちらの文章がより「具体的に問い合わせへ誘導する」文言だと思いますか?そうですよね、Bの方がより具体的ですよね。Bの文章では「今すぐ」と「携帯電話から」という文言がお客様の行動を促しています。
多くの方が携帯電話(スマホ含む)を身近に置いておられますので、その携帯電話から「今すぐ」と言われれば、頭の中で携帯から問い合わせしている自分の姿をチョットだけでも想像してしまうと思いませんか?このチョットだけでも想像させる事が重要でして、頭の中で問い合わせ風景を想像すれば、それだけ問い合わせ行動への心理的障壁は低くなります。つまり、問い合わせして下さる可能性が少しでも高まるという訳です。
「そんな細かい事を気にしながら、広告やチラシ何て作れないよ」と思われたかも知れませんが、「細部に神は宿る」と申しますので、細かい部分に気をつけながら広告を作成して下さい。
以上のように「物件単体チラシへの電話反響獲得」「オープンハウス(現地案内会)への来場客獲得」「集合広告における物件電話反響の獲得」「不動産購入相談の電話反響獲得」の不動産チラシ・住宅広告に関するデザインやレイアウトでついてお話して参りましたが、少しはあなたの参考になりましたか?
来週の広告にでも一度、上記の考え方を盛り込んで広告・チラシを制作してみて下さい。そして、結果が出ても出なくても、「目標・仮説・実践・検証」をしっかりと行い、よりクオリティの高い広告(反響の取れる広告)を目指して参りましょう。
最後に、あなたがもっと広告制作やチラシ制作の手法を知りたいとお考えなら、私、梶本までご相談下さい。
電話での無料コンサルや、貴社広告の無料添削等、喜んでお引き受けいたしますので、今から下記「不動産チラシ・住宅広告作成の無料相談」をクリックの上ご相談下さい。
不動産チラシ・住宅広告作成の無料相談ページへ進んで頂いた後は、下記画像のような要領で該当箇所をチェックし無料相談をお申込み下さい。
尚、ネットからのご相談では無く「今、不動産チラシ・住宅広告作成について電話で相談してみたい。意見を聞いてみたい」とご希望の方は、0120-050-175(受付時間:10時~18時 土日・祝祭日定休)までお電話の上、コンサルティング本部の梶本を呼び出して下さい。
では、あなたからのご相談をお待ちしています。
【動画で説明】反響の取れる不動産チラシ・住宅広告について
【関連記事】
・具体的買顧客を示し「売り物件」を受託する広告の「最後の決め手」とは?
・不動産広告キャッチコピーの作成方法|約3000部で1件の反響を獲る不動産キャッチコピー
・不動産キャッチコピー成功事例公開|50件の成功キャッチコピーから学ぶ不動産集客法
・不動産業界におけるレスポンス広告の作り方|反響のある不動産チラシ作成術
・【過去事例】反響の取れた中古マンション広告|不動産のキャッチフレーズ
・【過去事例】売買仲介の4物件集合広告|不動産チラシの作り方
・【過去事例】子育て世代をターゲットにした不動産広告|住宅チラシの作り方
・【過去事例】二重価格表示を行った不動産広告|住宅チラシ制作
・【過去事例】価格値下げ後の不動産広告|不動産チラシ広告のヒント
・【過去事例】チェックボックスを用いた不動産売り求むチラシ|不動産売却依頼獲得
・【過去事例】手書きで作った不動産宅配広告|不動産ポスティングチラシの作成方法
・【解説付き】不動産広告(住宅チラシ)作り方を、あなたにお教えします。
・不動産チラシ・住宅チラシの作り方|今日から使える28のチェック項目
【広告・チラシ以外の不動産集客に関するヒント】